2013/11/25

失われる野生

今日は雨のち曇り。作業時間中はずっと雨でした。

午前中は、キャベツ畝の追肥、野菜の出荷準備、ぼかし肥料つくり。

午後もぼかし肥料つくり。


約1ヶ月前、ケージに入れた当時は、人間にかなり脅えていて
警戒心も強かったニワトリの雛たちですが、
もう、だいぶ慣れてきているみたいです。

最初の頃は、エサをあげても、なかなか食べに来なかったのですが、
いまではエサをあげるときじゃなくても、
人間を見れば「エサくれるやつや!」と思ってか、寄ってくるほどに。

さすがにケージの中に入って近づいたときには、
年季の入ったほかのニワトリたちと比べて逃げ足は速いですが、
それでもまぁ、ここまで簡単に飼いならされてしまうんだなぁ、と。


こういう姿を見て、「あぁ、彼らの本能は失われてしまったのか・・・」
と感慨にひたる、、、ことはないんですが、ぼんやり思ったり。

でも、よく考えてみると、別に本能は失われていないんですよね。

本能に従って生きている結果、いまいる環境の安全さを実感し、
危険に備える以外のことにエネルギィを使っているのでしょう。
(それが何なんかは知らんけど。もしくは逆に省エネしてたりして)


じゃあこの失われた(という表現が適切化はともかく)モノを、
無理に言葉にしてみると、きっと「野生」というものなのかな。

野生、ねぇ。

人間の庇護下にある状況と対極の概念としてあるんだろうけど、なんなんやろか。

別に野生であろうがなかろうが、子孫さえ遺せれば、
彼らにとってはどうでもいいことなんだろうなぁ、とか思ったり。

だとしたら、「野生が失われてしまった」なんて感慨に浸るのは、
余計なお世話なんだろうな~

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