2013/12/07

ニワトリ屠殺・解体

今日は晴れ。

朝一の鶏舎の世話だけして、今日はオフでした。

・・・が、お師匠さんが講師として、
とある団体のワークショップが開かれ、
ぼくもそれにアシスタント役として参加していました。

ワークショップのテーマは、、、

「鶏の屠殺・解体」です。。。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ということで、今日のブログは、
かなりリアルな写真を多数掲載しています。

ご覧になりたくない方は、
このままそっとページを閉じてください。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


いきなり写真を載せると、
何かの間違いでこのページを開いてしまった方に
ショックを与えてしまうかもしれないので、少し駄文を(笑)

ぼく自身は、今日のワークショップが初の屠殺・解体体験ではなく、
去年の9月頃、福岡でWWOOFをしていたときに、
鶏を絞めさせていただく機会がありました。
そのときの体験記はコチラ。写真はありませんのでご安心を)

当時の日記にもたびたび書きましたが、
農業を生業としていく身として、
自分の手で動物の命をいただく行為は体験しておかなければならない、
本音で言うと体験したくないけど、でも頭では体験したい、
という気持ちを抱えていた去年。

一度体験したのでもういいよ、という気持ちがないではなかったのですが、
これからの人生で必要な機会が訪れるかもしれないと思い、
今回は手順の確認を主目的として、参加することにしました。


さて、これくらいでいいかな?笑

念のためもう一度書きますが、
今回はリアルな写真を多数掲載していますので、
見たくない方はスクロールせずにページから離れてください。


では。

まずは開始前。このように、本日と殺・解体する6羽を、
朝の鶏舎作業のときに予め連れ出しておきました。



【01.ニワトリを逆さ吊りにする】


まずは、両足をヒモ状のものでくくり逆さ吊りにします。

そして、羽交い絞めします。
(背中で左右の羽をクロスさせ、さらにもう一度クロスさせる)

こうすると、にわとりは羽ばたくことができなくなり、大きく暴れにくくなります。


【02.首の頚動脈を切る】


切断後の写真です(首は切り落としはしません)。

可哀想だな、とか、嫌だなという気持ちを持たず、
ためらわずにスッと切ることが、なるべく苦しませないためにも重要です。


【03.血抜きをする】

切断後、体の血を抜くため、一定時間吊るしたままにしておきます。
(温かった体がどんどん冷たくなっていきます・・・)


【04.80度以上の熱湯にサッとつけます】


こうすることで、羽をむしりやすくなります。

熱湯につけすぎるとかたくなってしまうので注意。


【05.羽をむしる】


ひたすらに羽をむしります。大きい羽も小さい羽も、すべて。

取りにくくなったら、もう一度お湯にサッとつけるといいとか。


【06.バナーでかるく炙る】


手だけではなかなか取りきれない小さい羽を取りやすくするためです。

炙りすぎると、皮が本格的に焼けてきてしまうので注意。


【07.足をもぎ取る】


まずはこのように足の付け根を軽く切り、


手で力強くゴリッと引き剥がします。


これが完了後。


【08.足の腱を引き抜く】


まずはこのようにアキレス腱の部分に表裏両側から縦に切り込みをいれ、


腱を一本ずつ、下のほうへと引き抜きます。

かなり太くてなかなか抜けないものもあるので、
引き抜くほうの手には軍手をしたほうが安全です。


【09.膝下を切り落とす】

腱を抜き終わったら、膝の間接部分を手で折り、
広がった関節の隙間をナイフで切り落とします。


【10.手羽をもぎとる】


肩と腕の間接部分を深めに切り、


その部分に親指を突っ込みながら手羽を持ち、ベリッと引き剥がします。

手羽と胸肉がくっ付いて剥がれるので、手羽と胸肉を切り分けます。


【11.ササミを切り剥がす】


胸肉の下、おなかの下部にササミがあるので、ナイフで切り剥がします。
(切り落とす、ではなくて、切りながら剥がしていく感じ)

もちろん左右両側にあります。


【12.ササミの筋を取る】


ササミには白い筋がついているので、ナイフで筋をしごくようにして、
筋からササミを剥がしていきます。


【13.ガラを取る】

しまった、写真を撮っていない。。。

内臓を守っている肋骨?部分をガポっと取り外します。

手羽をもぎ取ったあとに、黒っぽい骨が左右に一本ずつ、
ピョンとでているので、そこの下に切込みを入れると、
簡単にガポっと外れます。

下の写真が取った後のもの。


【14.内臓を切り取る】


レバー(肝臓)、ハツ(心臓)、すなずりを切り取ります。

このとき、写真でナイフのすぐ下にある濃い緑色の臓器を
きってしまわないように注意。めちゃくちゃ苦いらしいです。


【15.すなずりの中身を剥ぎ取る】


すなずりを切り開くと、中に砂(?)がたくさん入っているので、
黄色い皮のような部分ごと剥ぎ取ります。


【16.残りの内臓を剥ぎ取る】


ナイフや手で内臓を傷つけないように注意しながら剥ぎ取っていきます。


【17.首を切り落とす】


まずこのように皮を剥ぎ取り、
最初に血抜きのためにナイフを入れた箇所で切り落とします。

残った首から体の骨の部分は鶏がらとして使います。
(首の部分は食べてもOK)


【18.お尻を切り落とす】

焼き鳥で言うところの「ぼんじり」の部分を切り落とします。

写真中央のが「ぼんじり」です。



【19.片付ける】

残りの内臓は捨てます。


【20.番外編:料理する】


今回は、レバー、ハツ、すなずり、ササミを簡単に料理していただきました。


まずこちらが、レバー、ハツ、すなずりを焼いたもの。


つぎにこちらは、ササミの刺身(奥)、ササミのたたき(右)、
そしてすなずりの刺身(手前)です。


ササミの刺身もたたきも、すなずりの刺身も、
食べたことなかったのですが、めちゃくちゃ美味かったです。

とくに、すなずりの刺身が、コリコリしていて美味。

でもこれは、絞めて直後のじゃないと味わえないんだろうなぁ。


さて、以上です。

感想はまた気が向いたら書くかなぁ(3%以下)

0 件のコメント:

コメントを投稿