2013/05/21

「やりがいのある仕事」という幻想

今日も晴れ。汗ばむ陽気でした。

午前中は、もろもろの片付けなどなど。

昼過ぎに、役場の方がいらっしゃって、
研修制度についての打ち合わせを。

そのあとで午後は、ひさしぶりの土壌分析。


農業研修日記のはずなのに、これまでに何度か登場していまが、
またまたぼくが一番好きな作家、森博嗣氏の著作についてです(笑)

新刊の『「やりがいのある仕事」という幻想』を読みました。

ぼくは、本を読んでいるときに、
「面白いな」と思った考え方などを見つけると、付箋を貼るのですが、
この本は約200ページの薄い新書にもかかわらず、
30箇所以上も付箋を貼ってしまいました。

もはや、付箋の意味がほとんどない・・・笑


「やりがいのある仕事をしよう・探そう」というメッセージは、
新卒の就職活動を始める頃から幾度となく耳に目に飛び込んできます。

そりゃまぁ、せっかくやる仕事に「やりがい」が持てるほうが、
持てないよりもいいかもしれません。

でも、仕事に「やりがい」を心の底から感じられる人は、
ほんの一部であることが、実際だと思います。

そうなると、仕事に「やりがい」を持てない大多数の人は、
自分のその状況に引け目を感じてしまいがちになってしまうかもしれません。

でも、「やりがい」は仕事にだけ求めるものではありません。
仕事ではなく趣味に「やりがい」を見出してもいいし、
他の何か別のことに「やりがい」をもってもいい。

そもそも、どのような仕事をしていても、人の価値は左右されません。


とてもシンプルで、本質的な考え方が詰まった一冊。

「仕事にやりがいが持てない・・・」という悩みを持っている人や、
「やりがいのある仕事が見つからない・・・」という悩みを持っている人に、
とてもオススメの一冊です。


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