「あなたの夢は、なんですか」
「あなたの目標は、なんですか」
これまでにこのブログでも何度か触れてきましたが、
ぼくには、夢や目標というものがありません。
いま持っていない、という意味ではなく、小学生の頃から、ずっと。
なので、特に就職活動のときに繰り返し聞かれた冒頭の質問は、
ぼくにとってすさまじく苦痛でした。
答えられないのが苦痛なのではなくて、
その答え(夢・目標)を持っていないといけない、
という「空気」が苦痛で。
やや大げさに言うと、夢や目標という言葉が嫌いなんだと思います。
もちろん、夢や目標を持っている人はすごいな、と思いますが、
自分自身について語るとき、夢や目標という言葉を使いたくないというか。
本当に、夢や目標は、人生において必要なのだろうか。
別に夢や目標を持たずとも、「成功」や「幸せ」をつかんだ人は、
たくさんいると思うんです。
むしろ、そういう人のほうが多いとすら、思う。
でも、夢や目標を持って「成功」した人のほうが、
メッセージ性が高いんでしょうね。出版したり、講演したり。
そして、夢や目標を持たねばならない、という空気が醸成されてしまう。。。
夢や目標を持つことのメリットは、大きく3つあると思います。
・達成した時のことを考えてモチベーションが上がる(原動力)
・目的地を持つことで、行動・判断の基準が明確になる(判断基準)
・公言することで、応援してくれる人・仲間ができる(仲間)
2つ目の「判断基準」については、この日のブログにも書いたように、
自分の価値観をしっかりと持つことによっても可能です。
それに、価値観をしっかり持っていれば、
共感する人・してくれる人と繋がっていくかもしれません。
でも、確かに、価値観をしっかり持っているだけでは、
今現在の暮らしに満足することはできても、
先のことを考えてモチベーションが湧く、というのは少ないかもしれない。
そう感じてはいたんですが、、、ふと、思ったんです。
昨日、インプットする際には問いを持つことが大事、
という趣旨のブログを書きました。
これって、人生についても言えることだな、と。
つまり、人生においても、問いを持つことが大事なんじゃないかな。
どうすれば●●ができるようになるだろう?
どうして■■はこうなっているんだ?
そんな問いを、人生の場面々々において持つことで、
その問いを解決したい・答えを知りたいという欲求が、
先に進む原動力(≒モチベーション)になる。
「問い」じゃなくて、「テーマ」と言い換えてもいいかもしれない。
人生に、問いを持つ。問いを持って、生きる。
そう思い至った瞬間、
「夢や目標を持たねばならない」という空気への違和感に対する
自分なりの答えがこれだったんだ、
と視界が開けたような感覚を得ました。
この感覚を得られてよかった。
あぁ、いい一年だったな。
今日はずっと本降りの雨。
午前中は鶏舎の世話、ハクサイ・ネギの収穫、出荷準備。
午後はサトイモの泥落とし。
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