2013/12/18

人生に、問いを持つ

「あなたの夢は、なんですか」

「あなたの目標は、なんですか」


これまでにこのブログでも何度か触れてきましたが、
ぼくには、夢や目標というものがありません。

いま持っていない、という意味ではなく、小学生の頃から、ずっと。


なので、特に就職活動のときに繰り返し聞かれた冒頭の質問は、
ぼくにとってすさまじく苦痛でした。

答えられないのが苦痛なのではなくて、
その答え(夢・目標)を持っていないといけない、
という「空気」が苦痛で。


やや大げさに言うと、夢や目標という言葉が嫌いなんだと思います。

もちろん、夢や目標を持っている人はすごいな、と思いますが、
自分自身について語るとき、夢や目標という言葉を使いたくないというか。


本当に、夢や目標は、人生において必要なのだろうか。

別に夢や目標を持たずとも、「成功」や「幸せ」をつかんだ人は、
たくさんいると思うんです。

むしろ、そういう人のほうが多いとすら、思う。

でも、夢や目標を持って「成功」した人のほうが、
メッセージ性が高いんでしょうね。出版したり、講演したり。

そして、夢や目標を持たねばならない、という空気が醸成されてしまう。。。


夢や目標を持つことのメリットは、大きく3つあると思います。

・達成した時のことを考えてモチベーションが上がる(原動力)

・目的地を持つことで、行動・判断の基準が明確になる(判断基準)

・公言することで、応援してくれる人・仲間ができる(仲間)


2つ目の「判断基準」については、この日のブログにも書いたように
自分の価値観をしっかりと持つことによっても可能です。

それに、価値観をしっかり持っていれば、
共感する人・してくれる人と繋がっていくかもしれません。


でも、確かに、価値観をしっかり持っているだけでは、
今現在の暮らしに満足することはできても、
先のことを考えてモチベーションが湧く、というのは少ないかもしれない。

そう感じてはいたんですが、、、ふと、思ったんです。


昨日、インプットする際には問いを持つことが大事、
という趣旨のブログを書きました

これって、人生についても言えることだな、と。

つまり、人生においても、問いを持つことが大事なんじゃないかな。


どうすれば●●ができるようになるだろう?

どうして■■はこうなっているんだ?

そんな問いを、人生の場面々々において持つことで、
その問いを解決したい・答えを知りたいという欲求が、
先に進む原動力(≒モチベーション)になる。

「問い」じゃなくて、「テーマ」と言い換えてもいいかもしれない。


人生に、問いを持つ。問いを持って、生きる。

そう思い至った瞬間、

「夢や目標を持たねばならない」という空気への違和感に対する
自分なりの答えがこれだったんだ、

と視界が開けたような感覚を得ました。


この感覚を得られてよかった。

あぁ、いい一年だったな。


今日はずっと本降りの雨。

午前中は鶏舎の世話、ハクサイ・ネギの収穫、出荷準備。

午後はサトイモの泥落とし。

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