今日は晴れ。カラッと晴れていい天気でした。
午前中は、鶏舎の世話、田んぼのネット修繕、実エンドウの収穫。
そして、ゴボウ掘りをしました!
ゴボウといえば、長ければ1メートルくらいになりますが、
お師匠さんが播いていたのは40センチほどになる品種。
ですが、今日収穫したゴボウは大体2,30センチくらい。
本当は、もう少し大きくしたいところなのですが、
一部でトウ立ちし始めている株を見つけたので、
一挙に全部収穫してしまうことに。
40センチほどになったゴボウは、スコップで掘るのは大変なので、
普段はユンボで掘ってはるそうなのですが、
今回はそんなに大きくなっていないので、スコップで。
約70メートル分の畝に植わった数百本のゴボウを、
お師匠さんと2人でひたすら掘りまくりました。
ちなみに、練習畑にもゴボウがある(あった)のですが、
(ぼくの前の研修生の方が播種したもの)
全部トウ立ちしてしまって、固くてとてもじゃないけど食べられません。。。
練習畑では、3日前に書いたホウレンソウもトウ立ちしてしまったし、
ダイコンも一部あやしい感じが漂っています。。。
「トウ立ちしちゃった。残念。。。」で終わっていたら、
せっかく貴重な失敗ができたのに進歩がないので、原因分析をば。
野菜は、当然ながら、植物なので、野生の植物と同様、
「次代に命をつなげる」という本能が備わっています。
その本能が、花を咲かせ、種を作るという
行動というか仕組みにつながっています。
で、どういうときにその仕組みが動き出すかというと、
自分の命が消えてしまいそうなとき、です。
一番わかりやすいのが寿命でしょうか。
自分がもうこれ以上生長できないところまで大きくなると、
次代に遺伝子をつなげるために、上記の仕組みが動き出します。
また、寿命だけではなく、自身が生命の危機にさらされると、
上記の仕組みが動き出します。
たとえば、土の中に栄養分がなくなり、
(潜在的な成長余地はあるにもかかわらず)これ以上大きくなれないとき、
生長を止めて、花を咲かせるようになります。
他にも、急激な温度変化や極端な高温・低温などなど、
ストレス(負荷)の高い状況にさらされると、
花を咲かせようとするメカニズム(=トウ立ち)が動き出します。
今回の練習畑のホウレンソウとゴボウで言うと、おそらく、
極端な温度変化(5月に入っても霜が降りそうになったかと思えば、
むちゃくちゃ暑くなったりとか)が最大の原因で、
土中の栄養不足が重なってしまったのかなぁ、と。
野菜それぞれの特徴も大事やけど、
生き物としての特徴というか備わっている仕組みみたいなものも、
ちゃんと知っていきたいなぁ。おもしろいぜ。
う=ん。勉強になる!
返信削除まさに野菜って生命、地球。
大地の学びですね!
ほんと、野菜も「遺伝子の乗り物」として同じ生き物なんだ、と改めて気付かされました!
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