2013/03/02

農業でも、量より質?


今日は朝一から雪が降り出して、
昨日とは打って変わって寒い一日でした。

午前中は、いつもの鶏舎の世話と、
グラインダで金属の棒を裁断したり、
ドリルでポールに穴を開けたり。
午後は土壌分析を。

冬の間は畑でできる作業が少なくなるので、
資材の整備やこれから植える作物の準備などが重要です。


これは長野の佐久市の農家さんのところにWWOOFではなく、
押しかけで滞在させていただいたときに伺った話なんですが、

佐久市もぼくが今いる丹波市と同様、冬は寒さが厳しく、
一年を通しては野菜を出荷し続けることができません。
(3,4月頃に端境期と呼ばれる、作物が途切れる期間があります)

一方、千葉のように(比較的)暖かい場所では、
一年中作物を出荷し続けることができます。

これだけ見ると、千葉や他にも高知など、
暖かい地域のほうが農業には有利なような気がします。

が、千葉で農業をされている方が、
佐久市の農家さんのところに訪れた際にそこの野菜を食べて、
「味では敵わない」とおっしゃったそうです。


寒くなる地域(寒暖差が大きい地域)は、
作物に味がしっかりとのって美味しくなる、
とはよく言われること。

ぼくはどういう場所で農業をしたいかな、と考えたとき、
極端に暑いところ(沖縄とか)寒いところ(豪雪地)は、
最初から検討していませんでしたが、

暖かくて量が出せるところと、涼しくて質が出せるところ、
という2択と考えたときに、後者がいいな、と思ったんです。

東京で働いているときに、量やスピードより質を重視しすぎる、
というふうに指摘されていましたが、
(ぼく個人としてはそうは思っていませんでしたが)
農業においてもそうなんですかね(笑)

0 件のコメント:

コメントを投稿